大東京・・・若い頃って東京=都会に憧れたものですが、今は少々歳のせいか慌ただしい都会の忙しさに
疲れを感じ、どこか静かな場所に魅かれるようになってしまいました(^^;
そんな時に浮かんだallureとlure。
どちらも“魅力”といえばその一言で済んでしまうのですが、この2つの違いを知るのに結構な時間を
要してしまいましたが、ニュアンスの違いがわかってきたので忘れないうちにもう一度整理したいと思います。
結論から言うとallureはあるものが持つ魅力、非常にパワフルで神秘的で、性質的に魅力があるという意味。
そのものが自ら周囲をひきつけようとせずとも自然に周囲が気付くような魅力があること。
オーラみたいに内面から湧き出るような魅力という感じでしょうか。
一方、lureですが人を引き付ける魅力といえばそうですが
その陰には何か別の目的が隠れているようなニュアンスです。
その魅力の裏には褒美や報酬など利己的な目的が潜んでいるような場合です。
allureより物質的な感じで、allureに比べるとネガティブな内容で用いられることが多いようです。
もちろんこの限りではないということは全ての言葉に言えると思いますが(゜-゜)
例えばこの2つの例文でallureとlureの違いが最も感じられると思います。
・The town I visited was very small but it has an exotic
allure somehow.
(私が訪れた町はとても小さかったがなにかこう神秘的な魅力がある。)
・I was
lured into this job by the offer of a high salary but I realized that I didn’t really like it
because it was too busy.
(私は高収入につられてこの仕事に就いたが、あまりに忙しすぎて本当はこの仕事
が好きではないと気付いた。)
最初の文ですが、町自体は小さいけれど自然に放たれる魅力、人を引き付ける力があるのでallureを用い、
仕事字体ではなく給料が高いということの魅力なのでlureとなっています。
・She hasn’t aged a day! She has a sexual
allure(彼女って歳をとらないね。女性としての魅力がある。)
この場合もこの女性がもつ性質上の魅力ですのでallureとなります。
・I wonder who on earth can overcome the
lure of money.
(この世でお金の魅力に打ち勝つ人っているのかと思う。)
お金は物質的で、お金によって物が買えたりいろいろな事ができることからlure。
lureはmoneyとよく合わせて用いられるということ。
・I couldn’t resist the
lure of the big city however now I am sick of being here because it is too busy and stressful.
(大都市の魅力に勝てなかったが、あまりに忙しくストレスを感じるのでここにいるのにうんざりしている。)

もしこの文でallureを使うと大都市が持つ魅力、性質としても魅力となりそこには純粋に
大都市への憧れのようなポジティブなニュアンス、lureだと大都市ならではの利点から捉えた魅力が伺えます。
大物、またはお金持ちになるチャンスが高いとか、何か目的があるような感じでしょうか。
この場合はallureでもlureでもOKです(^-^)